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剪定のお役立ちコラム

キンモクセイの剪定時期—夏に切ると秋に咲かない理由

公開: 2026/07/30|執筆: ひかり造園(大阪・兵庫・京都・奈良の植木屋)

この記事の要点

キンモクセイは春に伸びた枝に7〜8月ごろ「その年の秋に咲く花芽」を作るため、夏に刈り込むと花芽ごと落ちて秋に咲きません。剪定の適期は花が終わった直後の10〜11月と、芽吹き前の2〜3月の年2回。4月以降は切るほどその年の花が減り、7〜8月の刈り込みがいちばん咲かなくなります。咲かない原因には日照不足・植えてからの年数・毎年の強い刈り込みもあります。剪定費用は低木(高さ3m未満)で1本3,000円〜、中木(3〜5m)で6,000円〜(いずれも税込・枝葉の処分費は量に応じて別途)が目安です。

夏に切ると秋に咲かないのは、花芽ごと落としているから

キンモクセイが秋に咲かなくなる原因で圧倒的に多いのは、7〜8月の刈り込みです。キンモクセイは春に伸びた新しい枝の葉の付け根に、7〜8月ごろ「その年の9月末〜10月に咲く花芽」を作ります。花芽は枝先側に集中しているので、夏に表面をきれいに刈り揃えると、これから咲くはずだった花芽をごっそり落とすことになるわけです。

9月末になって「今年はうちのキンモクセイ、全然香らない」というご相談をいただき、話を聞くと「お盆前に自分でさっぱり刈った」——毎年必ずこのパターンに出会います。木は青々と元気なだけに、切った本人はまさか自分の刈り込みが原因だとは思っていません。

たちが悪いことに、キンモクセイの花芽は葉芽と見た目でほとんど区別がつきません。「花芽を避けて刈る」という器用な芸当は、プロでも無理です。だから技術より時期。キンモクセイはここで決まります。

剪定の適期は花後の10〜11月と、芽吹き前の2〜3月

キンモクセイの剪定適期は、花が終わった直後の10〜11月と、芽吹き前の2〜3月の年2回です。花芽は春以降に伸びる新しい枝に作られるため、この2つの時期なら切っても翌シーズンの花に響きません。基本にしたいのは花後すぐ。香りを楽しみ終えたタイミングで形を整えれば、そのまま春を待つだけで済みます。

逆に4月以降は、切るほどその年の花が減っていきます。春に伸びた枝を落とせば花芽の付く場所自体がなくなり、花芽分化が進む7〜8月の刈り込みで被害は最大に。「夏に庭をさっぱりさせたい」気持ちはよく分かるのですが、キンモクセイだけは夏の刈り込みリストから外してください。

現場では「年末までに庭を整えたい」というご依頼で10〜12月にお伺いすることが多く、キンモクセイにとってはちょうど都合のいい時期に回れています。花が終わって香りが消えたら、それが剪定の合図と覚えておくと迷いません。

時期木の状態剪定してよいか
2〜3月芽吹き前の休眠明け◎ 適期。強剪定・芯止めもこの時期に
4〜6月新しい枝が伸びる△ 切るほどその年の花が減る。軽い整理まで
7〜8月新しい枝に花芽ができる× この時期の刈り込みが「咲かない」最大の原因
9月末〜10月中旬開花。香りのピーク× 咲いている間は切らずに楽しむ
10月下旬〜11月花が終わる◎ 適期。花後すぐの剪定が基本形
12〜1月冬の休眠期○ 軽い剪定は可。強く切るなら2〜3月まで待つ

高さと樹形を抑えたい場合の切り方

キンモクセイは刈り込みに強い樹種で、大きくなりすぎた木も強剪定や芯止め(高さを決めて幹の先端を止める剪定)で小さくできます。強く切るなら芽吹き前の2〜3月。仕上げたい輪郭より一回り内側まで詰めておき、春に伸びる分の余白を残すのがコツです。輪郭ぴったりで刈ると、ひと夏で「切る前より膨らんだ」状態になってしまいます。

正直に言うと、強く切った年からしばらくは花が減ります。強剪定の後に伸びる勢いの強い枝には花芽が付きにくく、香りが本調子に戻るまで1〜2年かかることがあります。「小さくしたい、でも秋の香りは失いたくない」という方には、一度に詰めず2〜3年かけて段階的に下げていく方法をご提案しています。

もうひとつ、表面だけ刈り揃え続けた木は外側ばかり密になり、内部の枝が枯れ込んでスカスカになります。見積りで枝を分けてのぞくと、外は緑なのに中は枯れ枝だらけ、という木が本当に多い。数年に一度は透かし剪定で内部に光を入れてやると、花付きも樹形も長持ちします。

剪定時期以外の「咲かない」原因

剪定の時期を守っているのに咲かない場合、原因として多いのは日照不足、植えてからの年数、そして毎年の強い刈り込みの繰り返しです。キンモクセイは日当たりを好む木で、日陰では枝は茂っても花付きが目に見えて悪くなります。

「咲かない」というご相談で伺って、キンモクセイ本体ではなく隣のカシやケヤキが茂って日陰を作っていた、というケースを何度も見てきました。植えた当時は日向でも、周りの木が育って環境が変わっていることはよくあります。この場合、直すべきはキンモクセイではなく隣の木のほうです。

植えて間もない若木が数年咲かないのは珍しいことではなく、株が充実すれば咲き始めます。また、カイガラムシが幹や枝にびっしり付いて樹勢が落ちている木も花どころではありません。葉の色つや、枝の混み方、虫の有無。そこまで見ないと咲かない理由は特定できません。写真を送っていただければ、当たりを付けてお返事します。

放置すると大木化します。費用の目安と手入れの頻度

キンモクセイは目隠しや生垣として植えられることが多い木ですが、放置すると5〜6mを超える大木になります。「目隠しのつもりが2階の窓を越えた」というお宅は珍しくなく、大きくなるほど作業も処分も増えて費用は上がります。剪定費用の目安は低木(高さ3m未満)で1本3,000円〜、中木(3〜5m)で6,000円〜、高木(5〜7m)で12,000円〜(いずれも税込)。枝葉の処分費は量に応じて別途で、生垣仕立てなら刈り込み500円〜/m(高さ1.5m程度まで)です。

庭のキンモクセイなら、たいていは低木〜中木の範囲に収まります。3m前後で毎年1回手入れするのが、費用も作業もいちばん軽い維持の仕方です。年1回、花後の10〜11月に整える。日当たりが確保できているお宅なら、これを続けたキンモクセイは毎年きっちり香ってくれます。

ひかり造園は大阪・兵庫・京都・奈良の全域に対応し、LINEで木の写真を送っていただければ最短5〜10分で概算をお伝えします。現地見積りは無料。「夏に切ってしまった」「何年も咲かない」という状態からの立て直しも、木を見てご提案します。

キンモクセイの剪定は、花芽の時期を踏まえて切れるひかり造園にお任せください。1本3,000円〜(税込)、LINEで写真を送るだけで最短5〜10分で概算をお伝えします。花後の10〜11月は予約が集中しやすい時期です。香りが終わったら、早めにご相談ください。

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FAQ

よくあるご質問

この記事に関連してよくいただく質問です

A

刈った部分の花芽は落ちているため、全体を刈り込んだ場合、その秋はほとんど咲かないと考えてください。ただし木が傷んだわけではないので、来年に向けての心配は不要です。この後は手を入れずに春枝を伸ばさせ、次の剪定は花後の10〜11月または2〜3月に回せば、翌年は普通に咲きます。

A

時期が正しくても咲かない場合、日照不足(周囲の木や建物の影)、植えてから年数が浅い、毎年強く刈り込みすぎている、カイガラムシ等による樹勢の低下が考えられます。特に日照は影響が大きく、隣の木の剪定で解決することもあります。木と周囲が写った写真をお送りいただければ、原因の見当をお伝えします。

A

できます。キンモクセイは刈り込みに強く、強剪定や芯止めで大きく下げられます。時期は芽吹き前の2〜3月が最適です。ただし強く切った年からしばらくは花が減り、香りが戻るまで1〜2年かかることがあります。花を絶やしたくない場合は、2〜3年かけて段階的に下げる方法をご提案します。

A

基本は花が終わった直後の10〜11月です。形を保ちたい場合は2〜3月にもう一度軽く整えると、春からの伸びがきれいに収まります。夏に刈るとその秋の花がなくなるため、輪郭の乱れが気になっても7〜8月の刈り込みは我慢を。生垣の刈り込みは500円〜/m(税込・高さ1.5m程度まで)で承ります。

A

1本からお受けしています。低木(高さ3m未満)なら税込3,000円〜、中木(3〜5m)なら6,000円〜で、枝葉の処分費は量に応じて別途となります。LINEで木の全体が写った写真をお送りいただければ最短5〜10分で概算をお伝えし、正確な金額は無料の現地見積りで確定します。

気になる点はLINEで個別にお答えします。お気軽にどうぞ。

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