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剪定のお役立ちコラム

シマトネリコが大きくなりすぎた時の対処法

公開: 2026/07/30|執筆: ひかり造園(大阪・兵庫・京都・奈良の植木屋)

この記事の要点

シマトネリコは条件が合えば年に50cm〜1m伸びる生長の速い木で、植えたときは2mでも10年で2階の窓に届きます。大きくなりすぎた場合の対処は(1)強剪定で小さく戻す、(2)芯止めで高さを止める、(3)伐採して生長の遅い木に植え替える、の3つです。強剪定・芯止めの適期は芽吹き前の3〜4月で、真夏と真冬の強剪定は木を弱らせます。切っても翌年また伸びるため年1回の維持剪定が前提で、費用は剪定が中木(3〜5m)6,000円〜・高木(5〜7m)12,000円〜、伐採が5,000円〜(高さ3m未満)、抜根5,000円〜(幹直径10cm未満・いずれも税込)が目安です。

シマトネリコはなぜここまで大きくなるのか

シマトネリコは庭木の中でも生長がとりわけ速く、日当たりと水はけが良ければ年に50cm〜1m伸びます。株立ちの涼しげな姿が人気で、2000年代以降シンボルツリーとして大量に植えられましたが、植えたとき2mだった木が10年で6m前後——2階の窓の高さに届きます。放置すれば屋根も越えます。

見積りで伺うお宅の「大きくなりすぎた木」の筆頭が、まさにこの木です。「こんなに大きくなると思わなかった」は、シマトネリコの現場でいちばん多く聞く言葉。植えた方が悪いわけではなく、店頭の可愛い姿から想像がつかないだけです。

もともと沖縄以南〜台湾などの暖地に自生し、自然界では10m以上になる高木です。庭向けの低木として品種改良された木ではないので、「小さく保つ」こと自体が毎年の手入れを前提にした話になります。

対処の選択肢は3つ。分かれ目は「これからも手入れを続けるか」

大きくなりすぎたシマトネリコの対処は、(1)強剪定で管理できる大きさまで戻す、(2)芯止めで高さの上限を決める、(3)伐採して生長の遅い木に植え替える、の3つです。どれを選ぶかの分かれ目はシンプルで、「これからも年1回の手入れを続けるつもりがあるか」に尽きます。

続けられるなら強剪定や芯止めで木を残せますし、緑の目隠しとしての役目も保てます。一方で「もう管理しきれない」「空き家になる予定」「根が配管に近い」という事情があるなら、伐採まで踏み込んだほうが後々の負担は軽い。木を残す前提のご相談でも、現場ではこの3択それぞれの費用と手間を並べてお話ししています。数字で比べると、迷っていた方の答えは案外すっと決まるものです。

対処法内容向いている場合費用目安(税込)
強剪定で小さく戻す太枝ごと詰めて樹冠全体を一回り以上小さくする(木は残る)木を残したい。年1回の手入れを続けられる中木(3〜5m)6,000円〜/本・高木(5〜7m)12,000円〜/本
芯止めで高さを止める幹の先端を決めた高さで止め、それ以上の上伸びを抑える高さだけ抑えたい。目隠しの役目は残したい強剪定と同じ枠(中木6,000円〜/本)
伐採して植え替え根元から切り倒して撤去。跡を使うなら抜根まで管理をやめたい。根が配管・基礎に近い伐採5,000円〜/本(高さ3m未満、高さにより加算)・抜根5,000円〜/株(幹直径10cm未満)

強剪定・芯止めの適期は3〜4月。真夏と真冬は木が弱ります

シマトネリコの強剪定・芯止めは、芽吹き前〜生長期に入る直前の3〜4月が適期です。この時期なら切った直後から新芽が吹き、葉を大きく失っても回復が速い。逆に真夏の強剪定は、葉を一気に失った木が強い日差しと蒸散で消耗し、幹まで日焼けして傷むことがあります。真冬もいけません。暖地出身のシマトネリコは寒さが苦手で、寒い時期に強く切ると切り口から枯れ込みやすくなります。関西でも寒波の年には葉を落とす木です。

8月に「今すぐ半分にしてほしい」というご依頼をいただくことがありますが、そのまま受けることはまずありません。夏は枝を抜いて風と光を通すまでにとどめ、ぐっと詰める作業は春に回す。この2段構えでお受けしています。木を枯らしてしまっては、小さくした意味がないからです。

なお、9〜10月の軽めの剪定は問題ありません。樹形の乱れを整える程度なら秋、大きく作り直すなら春、と覚えておくと判断しやすいと思います。

切っても翌年また伸びる。年1回の維持剪定が前提です

強剪定で小さくしたシマトネリコは、翌年には勢いの強い徒長枝を四方に伸ばし、放っておけば1〜2年で元の勢いを取り戻します。強く切るほど反発も強いのがこの木の性質で、「一度ばっさり切れば終わり」にはなりません。小さく保つなら、年1回の維持剪定までをセットで考えてください。

「3年前に強剪定してもらったのに、もう元通りなんです」という再依頼は珍しくありません。責める気にはなれません。それがシマトネリコという木です。ただ、毎年手を入れているお宅とそうでないお宅では、1回あたりの枝の量がまるで違います。高さ4mの木を2年放置した状態からの剪定で税込9,000円前後(枝葉の処分込み)が実例の目安ですが、毎年整えている木ならこれより軽く済みます。

伸びるのが速い木ほど、こまめに切るほうが総額は安い。遠回りに聞こえるかもしれませんが、年間350件以上の現場を回っていて、この木に関して例外を見たことがありません。

根が配管・基礎に近いなら、伐採+抜根も現実的な選択です

シマトネリコは地上部だけでなく根の張りも旺盛で、給排水管や建物の基礎、隣家との境界近くに植わっている場合は、大きさの問題とは別に伐採を検討する価値があります。地上をいくら小さく切っても、根は伸び続けるからです。植栽スペースの土がこんもり盛り上がり、根が縁石を押し始めている現場を見ると、上の枝より先に足元の心配をお伝えすることもあります。

伐採費用は高さ3m未満で1本5,000円〜、中木(3〜5m)10,000円〜、高木(5〜7m)25,000円〜(いずれも税込・幹や枝の処分費は量に応じて別途)。切り株を残すとひこばえ(切り株から再生する芽)が何度も伸びるため、シマトネリコをやめると決めたなら、抜根(幹直径10cm未満で1株5,000円〜・税込)まで一気に済ませるのが結局は近道です。

植え替えるなら、ソヨゴや常緑ヤマボウシなど生長の緩やかな木が候補になります。抜根まで済ませてソヨゴに植え替えたお宅から「手入れの回数が減って庭が気楽になった」と言われたことがあります。木を替えるのも、立派な解決です。ひかり造園は剪定・伐採・抜根まで一括で対応し、LINEの写真で最短5〜10分で概算、現地見積りは無料です。

大きくなりすぎたシマトネリコは、強剪定・芯止め・伐採まで比較して提案できるひかり造園にご相談ください。剪定は中木6,000円〜(税込)、LINEで写真を送るだけで最短5〜10分で概算をお伝えします。強剪定の適期は3〜4月。春の予約は埋まりやすいので、お早めにどうぞ。

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FAQ

よくあるご質問

この記事に関連してよくいただく質問です

A

可能ですが、一度に切る量が多いほど枯れ込みのリスクは上がります。時期を芽吹き前の3〜4月に合わせ、木の体力によっては2回に分けて下げる方法をご提案します。芯止めで高さの上限を決めておけば、以後は維持剪定で保てます。木の状態を写真で拝見してから、安全に下げられる幅をお伝えします。

A

高さの上伸びは抑えられますが、伸びなくなるわけではありません。止めた位置の近くから新しい枝が毎年出ますし、横枝も伸び続けます。芯止めは「毎年の手入れを楽にする」処置であって「手入れを不要にする」処置ではないため、年1回の維持剪定とセットでお考えください。

A

真夏の強剪定は木を大きく弱らせるため、そのままお受けすることはありません。当面は枝抜きで風と光を通し、圧迫感と越境を解消したうえで、大きく詰める作業は3〜4月に行う2段構えをご提案します。台風前に軽くしておきたい場合も、この方法で風の受けをかなり減らせます。

A

枯れたとは限りません。シマトネリコは暖地原産で寒さに弱く、関西でも寒波の年は葉を傷めたり落としたりします。多くは春に新芽が吹いて回復するので、まず4〜5月の芽吹きを待って判断してください。春になっても芽が出ず、枝を折ると中まで乾いている場合は枯れの可能性が高く、倒木になる前の伐採をおすすめします。

A

目安として、高さ4m前後の中木の伐採が10,000円〜、抜根が幹直径10cm未満で5,000円〜(いずれも税込・処分費は量に応じて別途)です。株立ちは幹の本数と株の広がりで変わりますので、根元と全体が写った写真をお送りください。伐採と抜根は同日にまとめるほうが手配が一度で済み、別々に頼むより割安です。

気になる点はLINEで個別にお答えします。お気軽にどうぞ。

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